ソデイカ、一見するとその大きさに驚かれるかもしれませんが、この不思議なイカには驚くべき秘密があります。一度冷凍することで、その味わいは一変。今回は、ソデイカの魅力や美味しい食べ方、旬の時期についてお伝えします。
目次
ソデイカはまずい?美味しい?どんな味なの?味の特徴は?
ソデイカは、見た目が特徴的で、大きなものでは胴の長さが1m、体重が20kgを超える大型のイカです。日本近海、特に沖縄から日本海西部に生息しており、「ロケット」や「アカイカ」「タルイカ」とも呼ばれています。
では、ソデイカの味はどうなのでしょうか。実は、ソデイカは生の状態では身が硬く、旨みも少ないとされています。しかし、一度冷凍して解凍することで、身が軟らかくなり、甘みも増すんですよ。これは、冷凍することで身の線維が崩れるためです。
ソデイカは調理の幅も広く、刺身、ソテー、天ぷらやフライ、煮物など、さまざまな料理で楽しむことができます。特に、冷凍・解凍を行ったソデイカの刺身は、モチッとした食感としっかりとした甘みがあり、大変美味しいです。また、耳の部分は硬めの食感が楽しめます。
ソデイカを美味しく食べるためのコツとしては、切れ目を入れたり、表面を少し炙ることで、香ばしさがアップし、旨味も増します。天ぷらなどの加熱調理でも、サクサクの表面ともっちりした中の食感を味わえます。
ソデイカの旬はいつ?美味しい時期やまずい時期があるの?
ソデイカの旬、つまり一番美味しい時期は、秋から初冬にかけての10月から11月です。この時期には、ソデイカは太って身が締まり、特に美味しくなりますよ。
旬のソデイカは、身がプリプリで、甘みが強くなります。寒くなるにつれて、ソデイカはエサをたくさん食べて、身を太らせるんですよ。だから、この時期のソデイカは、特にジューシーでおいしいんです。
でも、旬の時期以外でも、ソデイカは美味しく食べられます。冷凍することで、身が柔らかくなり、甘みも増すので、旬の時期以外でも十分に楽しめます。市場には、冷凍されたソデイカが一年中出回っているので、いつでも手に入れることができますよ。
まずい時期というのは特にないのですが、生のソデイカは、繊維が強いため、食感が硬く感じられることがあります。でも、一度冷凍して解凍することで、その問題も解決。バリバリ感がなくなり、モチモチとした食感に変わります。
ソデイカの美味しい食べ方5選!
ソデイカは多彩な調理法で楽しめるんですよ。ここでは、ソデイカをより美味しく味わうための食べ方を5つご紹介しますね。
刺身
ソデイカは、一度冷凍してから解凍すると、モチモチとした食感になります。薄切りにして、醤油やわさびと一緒にどうぞ。新鮮な刺身の味わいを楽しめますよ。
炙り
ソデイカの表面を軽く炙ると、香ばしさがアップします。外側はカリッと、中はモチモチ。この食感のコントラストがたまりません。
天ぷら
サクサクの衣と、中のモチモチとしたソデイカの組み合わせは、まさに絶品。塩や天つゆで味わってみてくださいね。
ソテー
ソデイカをバターやオリーブオイルでソテーすると、外はカリッと、中はジューシー。ガーリックや塩、コショウで味付けをして、シンプルに楽しんでみてください。
煮物
ソデイカは、煮ても美味しいんです。味噌や醤油ベースの煮汁でじっくりと煮込むと、ソデイカの旨味がたっぷりと出て、ご飯のおかずにぴったりですよ。
これらの食べ方で、ソデイカの美味しさを存分に味わってくださいね。どの調理法も、ソデイカのモチモチとした食感と、しっかりとした旨味が楽しめますよ。
ソデイカの料理法 さばき方や解凍方法など
ソデイカを料理する前に、ちょっとした下処理が必要です。ここでは、ソデイカをさばく方法や、解凍方法についてお伝えしますね。
さばき方
ソデイカは大きいので、まずは適切な大きさに切り分けましょう。頭と胴体を分け、内臓や皮を取り除きます。耳の部分は硬いので、別にしておきましょう。
解凍方法
ソデイカは、冷凍しておいて解凍することで、食感がモチモチになります。解凍は、冷蔵庫でゆっくりと行うのがおすすめです。急激な温度変化は避け、身が崩れないようにしましょう。
ソデイカはどこで売ってるの?通販で買える?
ソデイカ、美味しいけど、どこで買えるのか気になりますよね。実は、ソデイカはスーパーではあまり見かけませんが、安心してください、通販で手軽に購入することができますよ。
通販サイト
インターネットの通販サイトでは、新鮮なソデイカを購入することができます。様々なサイズや加工状態のものがあり、自宅まで届けてくれるので便利ですね。価格は少し高めですが、その分、新鮮で美味しいソデイカが楽しめます。
地方直送サービス
地方直送サービスもソデイカの購入方法の一つです。産地から直接送ってもらえるので、新鮮さは抜群。旬の時期には、特におすすめですよ。
魚市場や専門店
もし近くに魚市場や海産物専門店があれば、そこでソデイカを見つけることができるかもしれません。店員さんに聞いてみると、取り寄せてくれることもありますよ。
通販であれば、いつでも手軽にソデイカを購入できますので、是非、美味しいソデイカ料理を家庭で楽しんでみてくださいね。
ソデイカはどんな魚?
ソデイカは、見た目が特徴的な大型のイカです。全世界の熱帯から亜熱帯の海域に生息しており、特に日本海や沖縄近海ではよく見かけます。
どんな特徴があるの?
ソデイカは、体が鮮やかな赤色をしており、筋肉質で砲弾のような形をしています。触手には2列、触腕には4列の吸盤があり、発光器は持っていません。また、ソデイカの名前の由来は、第3腕の保護膜が袖のように見えることから来ています。
分類や種類は?
ソデイカは、学名で「Thysanoteuthis rhombus」と呼ばれ、ソデイカ科に属しています。このイカは1科1属1種で、他のイカとは異なる特徴的な体型を持っています。
名前や別名は?
ソデイカは、地域によって様々な名前で呼ばれています。例えば、アカイカ、メオトイカ、セーイカ、タルイカ、ベニイカ、ドータリイカ、カンノンイカ、オオトビイカ、ウシイカ、ダライカ、シンジュウイカなどがあります。
どんな栄養があるの?
ソデイカは、栄養たっぷりの食べ物です。特に、タンパク質が豊富で、ビタミンB12やセレンも多く含まれています。これらの栄養素は、私たちの体を健康に保つのにとても大切なんですよ。また、カロリーも低めなので、ダイエット中の方にもおすすめです。
産地や本場、食べる地域はどこ?
ソデイカは、日本海や沖縄近海、伊豆大島、小笠原諸島近海域で商業的な漁獲が行われています。特に沖縄県や鹿児島県では基幹漁業となっており、これらの地域でよく食べられています。
ソデイカはまずいは本当?美味しい食べ方や旬の時期のまとめ
味の特徴
ソデイカは、新鮮なものを選ぶと、甘みがあり、食感もモチモチしています。まずいと感じることは、ほとんどないでしょう。
旬の時期
ソデイカの旬は、秋から冬にかけて。この時期に食べるソデイカは、身がしまっていて、特に美味しいですよ。
美味しい食べ方
ソデイカは、さまざまな料理法で楽しめます。刺身や焼きイカ、イカの塩辛、イカスミパスタなど、アイデア次第で色々なレシピが楽しめます。
以上です。ソデイカを上手に楽しんで、美味しい食体験をしてくださいね。